今回は、ちょっと、時間の事を考えてみよう。
時間。時間って、長くも感じるし、短くも感じる。

楽しみな事があると、それを待つ時間は、長く感じる。
そして、その楽しみを過ごす時間は、短く感じる。

時間は、万人に共通して平等に流れている訳ではない。

と、思う。

ゲームをしたり、本を読んだり、友達と遊んだりしている一時間。
勉強したり、仕事したり、何もする事が無くて唯街を歩いている一時間。

これらの一時間は、同じ一時間なんだけど、感じる側によって、全然違う。

体感時間。

体感温度ってのがあるけど、イメージとしてはそんな感じかなぁ。
ほんとは5℃位あるんだけど、外を歩いている人は、それ以上に寒く感じる。
ほんとは5分しか経ってないんだけど、唯壁をじっと見ている人には、それ以上に長く感じる。

タイムイズマネー?



同じ20歳。でも、過ごした20年は違う。

大人っぽいあの人は、苦労したのか、そうでなくても、経験豊富なんだろう。
つまり、『長い』20年を過ごしてきた。

子供っぽいあの人は、遊び過ぎ?そうでなくても、あっという間の20年間だったんだろう。
つまり、『短い』20年を過ごしてきた。

ま、憶測ではあるが。モロに。


こうしている間にも、産まれる人間もいれば、死ぬ人間もいる。
こうしている今、汗を流し、仕事をしている人もいる。
今、必死で勉強をしている人もいる。

そんな今、こんな生き方をしていいのか。
そんな今、こんなに何もしなくていいのか。

何もしていない、何もしていない。
そういう人がいる。
でも、そんな人はいない。
人は生きている限り、必ず誰かに影響を与える。
与えられる。

時の流れは見えないけれど、ゆっくりであったり、速やかであったり。
イメージは膨らむばかり。

時の流れには逆らえない。
逆らえないなら、コントロールすれば良い。

つまり、

早く金曜日にならないかな〜?

なら、月曜〜木曜は、遊び倒せ!!





転換。




タイムトラベル。

典型的なタイムトラベルの例を出そう。
ドラえもん。

ドラえもんは、のび太と静香を結婚させる為に来た。
そして、時の流れを捻じ曲げ、見事、のび太と静香は結婚する。
そうすると、ドラえもんは、過去に行く必要は無い。
では、のび太は静香と結婚できない。
じゃあ、ドラえもんを過去に送ろう。
そうすると、ドラえもんは、過去に行く必要は無い。
……螺旋。


だから、本当は時間ってのはこういう風に成り立っているんだよ、って言う答えはいくつもあるだろう。

どれも、決定事項ではない。
時間なんて、時の流れなんて、誰も見た事無いんだから。

つーか、何世紀もの未来でやっと出来たロボットが、あんなんだったら、正直萎えるよね。

平成十五年二月七日
以心伝心:竹下泰敬